2021年5月28日

新型コロナの変異種について

こんにちは店長トミゾウです。

今日は久々に新型コロナについて書きます。新聞やニュースのあおり報道が凄すぎて毎日しんどいですね(*_*;
最近やけに騒がれている変異種(N501Yやインド型など)。脅かされているだけじゃ悔しいですからね。ニュースには出ない秘密を解き明かしていきます。
ではでは・・

人間は大量の細胞から成り立ちます。その数なんと30~60兆個(※諸説あり)。
その細胞の核となる部分に遺伝子があります。

遺伝子(DNA)は顕微鏡で見ると、ぐるぐる二本の鎖状になっています。この鎖に4つの有機化合物が並び、アミノ酸合成などの情報を担います 。
(AアデニンTチミンGグアニンCシトシン※RNAはTではなくUウラシル)

二本になっているのはお互いの情報を補完しあい、遺伝ミスを減らすリスク管理です。この二本鎖のうちの一本(RNA)が情報を持って細胞内を移動し(トランスファーRNA)、細胞内器官に伝えて(メッセンジャーRNA)アミノ酸などを合成します。アミノ酸がくっつきタンパク質となり、私たちの身体を守り様々な仕事をしてくれます。

余談ですが細菌・細胞は生物ですが、ウイルスは生命体ではありません。生物には定義があって、
種の保存。※自分のコピーを作る。つまりDNAが必要※
代謝をおこなう。※体脂肪をエネルギーに変換したり、栄養を取り込んだりする機能※ その他まだまだありますが、ざっくりこんな感じです。

ウイルスというのは情報ばかりで、生物の細胞とは構造が大きく違います。自分一人じゃ活動できないので、生物に入り込み増殖します。

新型コロナ含めRNAウイルスというのは、ヒトの細胞に入り情報を書き換え悪さをします。治療薬も少なく、厄介者です。DNAではなくRNAなので、補完しあう相手がいない為コロコロ情報が変わってしまいます。新型コロナは急激に世界へ広まったので、その変化も地域ごとに出て〇〇型という表現が出てしまいました。ただしこれは研究所レベルの話なので、ホントは一般人が知る由もない話です。
N 501 Yというのは、RNAウイルスの遺伝子情報N(アミノ酸のアスパラギン)の501番目がY(チロシン)に置き換わったという意味です。悪魔が大魔王に成長したって話ではなく、新型コロナに変わりはありません。

一般的にウイルスは生存するために感染力を強めて更に広がろうとします。けど肝心の宿主が死んでしまっては元も子もないので、致死率などは下がるといわれています。イギリス株が危ないのでは?と言われていますが、報道を見る限りでは、まだ分からないというのが正直なところではないでしょうか。
(※英文なので要翻訳) https://www.bbc.com/news/health-55768627

柔道整復で最初に習うのが細胞と遺伝子。そのあと基礎的な病理学(風邪やウイルス等)も習います。けっこう色々勉強しました( ..)φ
ちなみに僕が毎日チェックしているサイトです。世界規模で見ると冷静な状況判断ができます。東洋経済は国内情報で、地域や年齢別で表示があり分かりやすいです。
日経新聞https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-world-map/
東洋経済https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/

やっとワクチン接種が始まりました。いい加減このコロナ狂騒曲も終わって欲しいものですね。。