2019年6月10日

自律神経とは何ぞや?

こんにちは店長トミゾウです。

今回は自律神経についてお話しします。
皆さん名前くらいは聞いたことありますよね。
『なんか健康とかリラックスに関係してるんじゃないの?』くらいの感じでしょうか。解剖学を学ぶ前は僕もそんなイメージでした。
筋肉や骨、目・鼻・耳、五感、これらは身近で分かり易い人体のパーツや感覚です。でも神経を見た事ある人、あまりいませんよね?

解剖学的な説明をしていきます。解剖学とは分類の学問、身体のパーツを細かくグループ分けして人体を分かり易く理解します。

神経の分類はまず、①中枢神経(大脳や延髄・脊髄など、大木の神経)と、②末梢神経(その大木から出る枝葉の神経)と分けます。
①の中枢神経は、思考したり身体全体を管理する重要な大木。何も考えなくても心臓が動き、呼吸が出来るのは中枢神経のおかげです。
②の末梢神経は、身体の各箇所とネットワークする高性能な枝葉です。運動神経、感覚神経、自律神経の3つで構成されています。

運動神経は聞いたことありますよね。大木から命令を受け、筋肉が身体を運動させます。
感覚神経は、触覚・温度・痛みを皮膚が感じると、その情報を大木へと送信します。
自律神経とは、交感神経副交感神経の2つから成っています。

交感神経は別名『闘争と逃走の神経(Fight or Flight)』といって、動物が戦いや危険から逃げる時にスイッチが入ります。筋肉に力が入り、手に汗をかく (木登りで滑らない為)興奮の神経です。人間がお猿さんだった頃の名残で、昼間に獲物を狩りに行く時、交感神経が優位になります。

副交感神経とは身体を保護する神経。内臓を活発に動かし消化や排便を助け、睡眠時には疲れた脳や身体・傷を癒します。イメージはお猿さんが夜狩りを終え、ほら穴で身体を休ませる時に副交感神経優位となります。

このバランスが崩れる事を自律神経失調症といいます。昼働く交感神経と、夜働く副交感神経が逆転(または弱まる)し、眠りが浅く昼ウトウトしたり、お腹の調子が整わない、風邪がなかなか治らない等、様々な症状が出ます。忙し過ぎる現代人、なんだか思い当たる人は多いかもです。

参考に自律神経のカラーアトラスと、僕が学生時代に手書きした自律神経と中枢神経(大木)のイラストを。自律神経が内臓など体中に張り巡らされていますね(参照:文光堂、分冊解剖学アトラスより)。

自律神経はトミゾウが考える養生論の根幹を成す神経です。次回は自律神経の整え方をお話ししていきます。