2019年8月8日

野球選手のケアについて

こんにちは店長トミゾウです。

いやぁ毎日暑いですね、、、
今回の野球選手のケアですが、お客様からのご相談で一番多いのは投球時の痛みです。そこでピッチャーのケアについて書いていきます。

大人の草野球から少年野球まで年齢層が幅広いですが、ご相談内容はだいたい同じです。
一般的なケアはやはり投球後のアイシング。テレビ中継などでも見たことある方、多いと思います。
『またアイシングかよトミゾウ!』 と、そろそろお叱り受けそうですね、、、(^_^;)
アイシングは簡単なので、投球負荷のメカニズムや痛みの改善法などをメインに。

ボールを速く投げるのって、実はかなり負担が大きいんです。例えると『腕という重い棒を、肩を支点にして遠くまで投げる』 運動です。まず肩関節に対して腕全体の重さ+腕をふった時の遠心力が大きくかかります。その力、なんと100キログラム(*_*)/~(※ボールの速度や体重により変動)
特に小学生は「リトルリーガーズショルダー」といって、上腕骨の一部に亀裂が入ってしまうスポーツ障害があります。成長期(高校生くらいまで)では骨がまだ固まりきっておらず、イラストのように軟骨が残っています。
(参照:南江堂・柔道整復理論,KKベストセラーズ・子供の運動神経をグングン伸ばすスポーツの教科書)

これが上記の遠心力により壊れ、骨端症(コッタンショウ)という名の骨折となります(※子供特有の、骨のはじっこの障害という意味)。成長障害につながり、腕の長さに左右差が出たり、曲がって治癒したりなんかも(;´Д`)。
最近では高校生以下の1日当たりの投球数に、制限をかける動きが活発化しています。横浜DeNAの筒香選手が年明けに会見を開いていましたね。

次に肘(ひじ)。関節技を極められたような角度でボールを投げるため、肘には約10キログラムの負荷がかかります。さらにボールを握る力も、肘への負担を高めます。握力は手のひらの筋力ではなく、写真の赤丸部分(前腕の屈筋)の筋力です。これら筋肉の付け根が肘の内側に集中し、『速くボールを投げる+ボールを握る』 ことで骨の負担が増します。

肩や肘を痛めるお客様の投球フォームを見ると、『手投げ』になっている人が多いです。身体全体を使って投げないために、肩肘ばかり使いケガにつながります。(※動画参照)

そこでおススメなのが、『タオルシャドー』 です。動作スタートは、
①下半身→②腕と肘をしっかり後ろに引く→③全身を一歩進ませ→④腕をしっかり振り切る
こんな感じです。全身を使う意識を心掛けることで、結果的に投球の負担を散らすイメージです。
①③は、身体の進行方向をまっすぐに定め、そのベクトルでボールスピードを更に乗らせます。黄色いマットをひいている理由は、進行方向をイメージしやすくするためです。
②④は、タオルの弧を大きく速く描かせることで、力学的にボールスピードを速めます。
選手が子供さんなら大人がチェックし、大人の人ならスマホで自撮りチェックが良いと思います。
動画の最後では、タオルを投げて飛んだ方向もチェックしています。これが上手に出来てからボールで実践です。

②の腕と肘をしっかり後ろに引くためには、胸や肩甲骨の柔軟性が重要です。ストレッチもしっかり行いましょう(※動画参照)。
参考に、大谷翔平選手の肩まわりのストレッチ画像です。柔らかさハンパないっす(>。<) (参照:テレビ朝日・超一流アスリートの作り方)

トレーニングもケアも、習慣的に行い身体に覚え込ませることが大切です。特に運動能力はセンスに頼るより、規則正しい反復練習の方が上手になると思います。ぜひ頑張りましょう☆