2019年7月24日

急性腰痛のケアについて(ぎっくり腰編)

こんにちは店長トミゾウです。

今回は腰痛!色々症状があるので、急性・慢性の2つに分けて書いていきます。
今や国民病ともいえる腰痛、正しい知識とケアがポイントです。

まず急性期のケア方法。断言します。
ずばり「アイシング!」
ヒドい痛みにはとにかくアイシングです。

「冷やすのと温めるのは、どちらが良いのかしら、、、」とよくご質問を受けます。迷ってしまうのは、日本は温熱療法を主とした東洋医学が浸透しているからかも。でも急な激痛に対し、温めたり揉んだりするのは逆効果です。アイシングして安静にしてましょう。動画を参考にしてみてください。

腰の特に痛い部分に氷水ビニールやアイスパックで最低10冷やします。痛んでいる部分は思いのほか広いので広範囲に行いましょう。症状が少しおさまると腰以外の別の部位(背中やお尻)が気になったりします。その時は部位を変えて再度アイシングです。
※人間の痛覚は、負傷が複数あってもメインの一点しか感じなくなっています。あまりに多数の激痛だとショック死してしまうので、シャットダウンしちゃうんです。痛みが移ったのではなく、一番痛い所が落ち着き二番目が痛み出すイメージです。
腰痛ベルトをお持ちの方は、痛みのある時だけ使用しましょう。ベルトに慣れ過ぎると腹圧(腹筋の力)が下がり、腰骨が支えられなくなり再受傷します。

次に腰痛の発生メカニズム。僕の治療経験も踏まえて。(参照:文光堂分冊解剖学アトラス、西東社:筋肉のしくみ・働き辞典より)

①腰回りが疲労で固まり、ふいの動きで筋肉に激痛が走るケース
おもに腰方形筋が関与しています。

車のタイヤ並に硬い時もありますね。硬過ぎて腰骨が捻挫(ねんざ)するイメージ。足首ひねった激痛が腰で起きたと想像してみましょう。『身体の中心で激痛をさけぶ』です。(゚´Д`゚)゚。
下半身の柔軟性がない人も腰痛は出ます。写真は『尻上がり現象』といって、大腿四頭筋や腸腰筋の柔軟性がない人に陽性反応が出ます。(※陽性=ダメ、陰性=問題なし)

②椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症が関与する神経系の激痛
これは椎間板に入っている髄核(ずいかく)が脊髄神経を圧迫し、痛みが裏モモや足先まで走るイメージです。いたーい虫歯の治療を、腰骨で行う感じでしょうか。( ..)φチクチク
腰骨=腰椎(ようつい)の構造と、椎間板と髄核のイラストです。写真はSLR(ストレートレッグライジング)と呼ばれる検査法です。

③お腹奥の筋肉が縮まって痛むケース
腸腰筋の筋反射で大腿神経を挟み、いきなりの激痛でヘッピリ腰になり動けなくなってしまいます。この場合、本人もどこが痛いのか分からず、動作や検査で判断し治療します。トーマステストでは腸腰筋の硬さ、ルドルフテストでは筋の稼動を見ます。腸腰筋は二層構造になっていて(イラスト参照)、ふいの動作で筋緊張⇔挟まれた神経の痛み、このリフレインで身動きが取れなくなります。

④股関節の炎症
股関節が原因なのに腰痛と勘違いしているまれなケース。股関節(殿筋)まわりには末梢神経で一番太い坐骨神経があり、圧迫される事で激痛を起こします。イラスト中央の黄色いのが坐骨神経です。
これは更にまれなケースですが、大腿骨頭壊死(ダイタイコットウエシ)。腰痛の徒手検査してもイマイチ反応がなく、病院の診察で発覚するなんて事も。壊死の原因は不明ですが、なぜか酒飲みの太った中年男性に多いとの統計データがあります。
この場合、腰痛を訴えていても反応が出なければ、股関節の検査も追加で行います。写真はパトリックテストといって、股関節の可動域や痛みの出方をチェックできます。

①~④と様々な痛み方がありますが、全て徒手検査でチェック可能です。そして適度な運動とストレッチで予防も出来ます。腰痛は研究が進んでいて、大まかな理論が分かってくると怖くないです。
次回のブログでは慢性腰痛のケアを書いていきますね。